新しいチームに参加するときに心がけていること

先週から新しい案件をいただき、他の案件と並行しながら進めています。今回は、すでに進行中のプロジェクトに途中参加という形で加わらせていただいています。

こうしたケースでは、チームメンバーとのコミュニケーションにおいて「謙虚さ」がとても重要だと、あらためて実感しています。たとえば、新しく参加したメンバーがチームの方針に異論を唱える場合でも、まずは信頼関係を築いてから意見を伝えるほうがスムーズです。

とはいえ、プロジェクトの経緯をまだ十分に知らない段階で方針に疑問を抱くのは自然なことです。その疑問を口にしないまま進めてしまうと、チームの価値基準とずれたアウトプットになってしまう恐れもあります。

私は新しい案件に参加するとき、まずはそのチームの方針や価値観を理解することに努めています。そのうえで、自分の意見が間違っている可能性を認識し、あくまで謙虚に、丁寧に意見を述べることを心がけています。

開発経験が長くなると、どうしても過去の成功体験から自分の意見に自信を持ちすぎることがありますが、どんな場面でも柔軟さと受容の姿勢を忘れないようにしています。

ただ正直なところ、意見を述べること自体はいつまで経っても慣れず、少し緊張します。おそらく、意見を否定されることよりも、「自分の能力が低く見られるのではないか」という不安があるからです。そうした不安も、突き詰めればエゴの一部なのかもしれません。

そのエゴを乗り越えて、これからも謙虚に、そして誠実に、チームの一員として貢献していきたいと思っています。