これまで長くシステムエンジニアとして一筋で仕事をしてきましたが、最近いただいた案件では、UI/UXの設計から担当することになりました。 といっても、ワイヤーフレームレベルの簡易的なデザインではありますが、自分にとっては新しい挑戦として楽しみながら取り組んでいます。
Figmaを使ってUIを作成しているのですが、最近はFigmaにもAI機能が搭載されてきており、そういったツールの力も借りながら、少しずつ取り扱える領域を広げていきたいと考えています。
プログラミングに関しては、たとえ知らない技術領域でも、独学でカバーできるという自信があります。 10年以上の実務経験を通じて、必要なことを自ら学び、実装するというスタイルが自然に身についたからです。
しかし、UI/UXのようにこれまで触れてこなかった分野では、ツールの使い方だけでなく、デザインの考え方やステークホルダーとのコミュニケーションの取り方など、より抽象的なスキルが求められます。 こうしたスキルは、誰かから教わるというよりも、実際の経験を通して身につけていくものだと感じています。
幸いにも、今回はその「経験を積む機会」に恵まれましたが、いつもそうとは限りません。 経験がないとスキルが身につかず、スキルがないと経験が得られない——まるで鶏が先か卵が先かのような状態に陥りがちです。
そうした時に大切なのは、「まず小さな一歩を踏み出すこと」。 たとえ些細なことであっても、自分の手でできることから始め、少しずつ積み重ねていくことが必要です。 そしてその過程で、経験者との接点を持ち、モチベーションを高めたり、可能であればフィードバックを得たりすることも、大きな学びにつながるのではないかと思っています。