ChatGPT CodeX を試してみて
ChatGPT の CodeX を試してみました。これは GitHub のリポジトリと連携し、指定したタスクを非同期で実行してくれるエージェント機能のようです。また、VSCode 向けの拡張機能「Claude Code for VSCode」も存在し、こちらはエディタ内のコードに対して非同期でタスクを依頼することができます。
最近は、このような非同期型のエージェント機能をよく見かけるようになりました。これらを活用できるようになれば、一人で複数のプロダクトを同時並行で開発する、といったスタイルも現実味を帯びてくるかもしれません。私自身も、少しずつ活用方法を学んでいきたいと思います。
壊すことへの抵抗と、その必要性
「スクラップアンドビルド」という言葉がありますが、ソフトウェアプロダクトを開発していると、この考え方の重要性を日々感じます。
特定の機能を担うモジュールを構築し、安定化とリファクタリングを経て、一定期間は問題なく運用できるようになります。しかし、機能追加や設計方針の見直しが必要になる場面もやがて訪れます。そのとき、安定していたモジュールを一部または全部壊して作り直さなければならないことがあります。
このときに湧き上がるのが、「せっかく作ったのに、壊すのか」という心理的な抵抗です。とはいえ、壊すことでしか得られない新しい視点や価値があることも知っているので、私は壊すことを選びます。
もちろん、勢いだけで壊すのは危険です。変更が他の機能へ与える影響をよく考慮しなければなりません。だからこそ、この抵抗感自体が必要な資質なのだと感じます。
不快感を伴う選択の中にこそ、前に進む鍵があります。抵抗を感じつつも、冷静に状況を見極め、必要と判断したときには壊す勇気を持つこと。そして、無謀と勇気を取り違えないことが大切です。慎重に、しかし臆病にはならずに、一歩ずつ進んでいきたいと思います。