「できること」より「やりたいこと」から始める開発へ

GitHub Copilot を使っていたところ、無料枠を超えてしまったため、月額10ドルの GitHub Copilot Pro にアップグレードしました。 Premium リクエスト以外に大きな制限はなく、私が普段使う範囲ではストレスなく快適に使えています。

特に気になっていた MCP（Model Customization Protocol）機能。 使ってみたいと思い、情報を調べ始めたところ、すでに多くの MCP サーバーが登場していて驚きました。 2024年11月に Anthropic が提唱してから、わずか半年。 このスピード感は「みんなが求めているから」なのか、それとも一時的な流行なのか──。 ただ、無理に流れに乗る必要はないと思っています。 自分のペースで、自然と必要性を感じたときに触れていければ、それが一番良いのだと考えています。

そんなふうに、自分のペースを大切にしながら、ほぼ毎日なにかしらのプロダクトを作っています。 Web領域に転向して約3年、未経験からのスタートだったため、日々学ぶことばかりでした。

仕事としてクライアント案件に取り組みながら、思いついたアイデアをプロダクトとして形にする、そんな二本立てで進めてきました。 経験してみて感じたのは、「仕事」と「学び」では得られる深さが違うということです。

クライアントワークでは、要望に応えることと納期厳守が最優先になります。 一方、学習では自分のペースでじっくり向き合えるので、技術への理解が深まります。 ただ最近は、その学びだけでは物足りなさを感じるようになってきました。

もっと実践的な経験を積みたい。 そう思い、自分自身が「クライアント」であり「開発者」でもある、一人二役の開発スタイルを始めました。 思いついたアイデアを形にするのは簡単ではなく、試行錯誤の連続です。 でもそれが楽しい。そしてなにより、やりがいがあります。

「できることから始める」のではなく、「やりたいことを起点にして、それに必要な技術を後から学ぶ」。 そんな開発スタイルのほうが、自分にとっては経験が深まりやすいと感じています。