現在進めているプロダクト開発では、コア機能に関して私自身の知見が少ない分野であったにもかかわらず、技術的には既に確立された要素が多く、時間をかけて理解を深めることで、ひととおり動作する形に仕上げることができました。
そして今は、利便性や安定性の向上に取り組んでいます。
コア以外の機能については、比較的スムーズに進められるだろうと予想していました。しかし、実際に着手してみると、思っていた以上に苦戦しています。
その理由は、技術的な難しさというよりも、「プロダクトの不正利用をどう防ぐか」という点にあります。不正利用を防ごうとすると、どうしてもユーザーに対して何らかの制限や確認を求める必要が生じます。たとえば、ある機能の実装にあたり、ユーザーに明示的な許可を求めなければなりません。ただ、そのプロセスによって、ユーザー体験にブレーキがかかり、離脱につながるのではないかという懸念があります。
まだリリース前の段階であり、この時点であまり悩みすぎるのは早計かもしれませんが、不正利用はプロダクトの運用において大きな負担となり得るため、入り口のハードルと安全性のバランスは慎重に考えたいと思っています。
ChatGPTを活用しながら知見を集めていますが、この領域は前例が少ないのか、なかなか明確な答えにはたどり着けていません。
とはいえ、こうしたときこそ直感が頼りになります。試行錯誤を重ねながら、少しずつ「納得できる落とし所」が見えてきているようにも感じています。
そして何より、この取り組み自体が、最終的にプロダクトの価値を一段引き上げる要素になると信じています。
少し時間がかかるかもしれませんが、焦らず丁寧に、じっくりと向き合っていきたいと思います。